2014年1月9日木曜日

丹沢主脈縦走 後編





翌早朝次の目的地「蛭ケ岳」をめざす。











山小屋に初めて泊まったけどだいたいが予想通り

とにかく夜のイビキには苦しめられましたww

でも娘が早々と寝てくれたので一安心。




宿泊した「みやま山荘」はとても親切で食事もおいしかった。

出発するときおかみさんから娘がサイダーをいただく「これから長い道のりだから頑張ってね」と激励の言葉と共に。

色々ありがとうございました。




朝の天気予報ではこの日も晴れのはずが。。。











外に出てみると違ったww



ガスってる??
でもこれから良くなるんだろうと思い出発。






天気はいまいちだけど雪景色は素晴らしい。

こんなに積もってると思っていなかったので得した気分。










途中クサリ場なんかもあり大変だったけど
2時間ほどで蛭ケ岳が見えてきた。










バッキバキに凍ってるねww
早速休憩のため小屋の中へ。




誰もいなかったけど声をかけると主人が出てきてくれました。
寒かったのでカップラーメンを注文ししばし休憩。





氷柱がすごいww
「昨日まではずっと晴れてたんだけどね、今日は駄目だね」とご主人。
晴れてれば最高の景色だったであろう丹沢山~蛭ケ岳までの稜線歩き
残念ながら今回はお預けとなりました。




先も長いので休んだらすぐに出発。




次の目的地「姫次」を目指します。
ここでちょっと装備について。
自分たち大人の装備は良いとしておそらく気になる子供の装備。
ウェアに関してはスキーやるときの格好で十分だと思います。
一番大事なのは足元、そうアイゼンなんです。
うちの娘(小学1年)には普通の防水トレッキングシューズに「グリベル スパイダー」を履かせています。
GRIVEL SPIDER



スパイダーはプレートがフレキシブルに曲がるので足の小さい子供にも十分対応できる。(もちろん子供用ではないので自己責任ですが)
 ただやはり少し緩みやすい、1時間ごとに緩んでいないかチェックすることをおすすめします。


蛭ケ岳を過ぎるとさらに積雪量が増してきた。



トレースを外れると膝まで埋まるw


ちなみに自分の足元
シューズ Montrail Moutain Masochist Outdry
アイゼン CAMP アイスマスター
ゲイター Rab Latok Alpine Gaiter


 
Crescent Moon Booties
 
 
ネオプレーンのブーティーは今回使わなかった。

-5~6℃くらいなら厚めのソックス履けば大丈夫だね。









AXESQUIN フィンガースルーミトン


このミトンかなり調子よかった。
暖かいし、写真を撮るとき&細かい作業をするとき指を出すことができます。
今まではグローブを外してから行っていた作業も楽にできた。




稜線から降りてくると風もおさまりガスも晴れてきた

ここが神奈川?って感じの風景が続きます。





こんな景色が地元で味わえるなんて得した気分だな

今回の山行で最も美く野性味あふれるトレイルを歩きます。




トレースがしっかりしているのでアイゼンで十分

でも次回は降った直後をスノーシューで歩きたいという野望が芽生えるww








嫁と娘も雪道をよく歩いてくれました。














もう一つ便利だったもの。

「山と道 Stuff Pack S-size 」

これは家族分のアイゼン入れに使用。

生地がX-pacなので強度・防水性ともに良好、口も大きく開くのでドロドロになったアイゼンを入れやすい。

この「ドロドロになったアイゼン」というのがポイントで外す場所はもちろん雪の無い(少ない)場所。そうなるとやっぱりアイゼンはドロドロなわけで口の小さいケースだとかなり入れづらいんです。






サイズはSですがアイゼン3個がぴったり入りました。

このケース、生地の在庫状況で色が変わるそう(夏目さん談)で今は赤。

このカラーも気に入ってこないだアトリエに行ったときに購入しました。





















焼山近くまでくるとだいぶ雪が少なくなってきた。









長かったけどこの旅が終わると思うとすこしさみしい。





いつ急変してもおかしくない冬山の天候、長い距離、などなど普段の生活では味わえない緊張感。

とても2日間が長く感じたし充実してたと思う。


さらに憧れのルートを家族で歩けただけに達成感も大きかった。







登山道の終点が見えた時は感動したな。

ちょっと恥ずかしいけど最後は三人そろってゴール地点にジャンプww




長い長い旅が終わった瞬間でした。




「近場でも十分旅はできる」


固定観念を捨てて近所の山や自然をよく調べてみよう。(特に冬は人も少なくて良い!)

そんな場所こそガイドブックにも載ってないし自分にとっての「とっておきの場所」になると思う。

今回の蛭ケ岳から焼山のルートなんてホントに美しくて驚いた、また絶対に行きたい自分達だけのとっておきの場所。

そんな発見や楽しみもあるから山歩きやアウトドア遊びはやめれらないね。














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